タレントの北斗晶さんが本日(2015/09/24)乳がんのため右乳房の全摘出手術を受けました。
先日告白されてから大きな話題になっています。
今回の件で衝撃的なことは、「北斗さんは毎年きちんと健康診断を受けていた」ということです。
そしてマンモグラフィー・エコーもしっかり受けていた。
なのに症状がでるまでがんが発見されなかった、ということです。
実は北斗さんの乳がんは乳頭の下にできていたようです。
乳がんの多くは乳房、特に上部外側にできることが多いのですが、5~10%くらいは乳頭の下にできるそうです。
乳頭の下にできたがんは、エコーやマンモグラフィー、触診でも発見しづらいため、症状がでるまで気づかないということがあります。
自分で乳房を触ってみて、しこりがないか調べることがとても有効ですが、それに加えて、鏡で自分の乳房をチェック知ることが大切です。
両腕を上に挙げた状態で、乳頭がひきつれていたり、今まで陥没していなかったのに乳頭が陥没していたり、乳頭をつまんで出血があったりしたら乳頭の下にがんがあるかも、と疑ってみる必要があります。
北斗さんは、うつぶせになった時にピリッとした痛みを感じたり、鏡を見た時に乳頭の位置がいつもと違う、と感じたことがあったようですが、年齢によるものと思ってしまい、夏前に痛みが出て初めて詳しい検査を行いがんが発見されたそうです。
ちゃんと健康診断を受けていても発見されないがんもあるとなると、健康診断が無駄じゃないかと考えてしまう人もいるかもしれませんが、それは間違いです。
やはり定期的に健康診断を受け、早期発見できる病気はたくさんあります。
加えて、401代50代60代の人や遺伝的な病気が心配な人などは、人間ドックの受診も検討してもいいかもしれません。